生柑橘が終盤に差し掛かる7月になると、
メンバーさんとのやりとりが増えます。

生柑橘コースをジュースコースに切り替える方、

おやすみする方、送り先を変更する方、さまざま。

「来季はどんな実りを見せてくれるでしょう。たのしみです！」雨風が続けば

 「そこで働く農家さん、そして畑の無事を願っています！」とメッセージをくださいます。

ご注文内容の変更があるときは、
家族が増えたりなどうれしいニュースとともに私たちに伝わってくることもあります。

体の内側から健やかでいたい、
丸ごと食せるものをお求めの声は年々増えて…続けてきた意味を感じられます。

限られた生産量とスタッフ。

たまたま私たちは、柑橘をとりあつかう機会に恵まれ
学ぶこといっぱいで、まだまだこれからでしょう。

私が望むことは、
誰かがこの世界でひとり勝ちするのではなく

あんな風にできるなら私にもできるかも

という人が増えたらな、といつも思います。

食糧難の影が近づいていることもあるけど、
美味しいに溢れているし、広く深く自然の営みを感じられてたのしいから。

大規模で農を生業とすると、どうしても不自然が増える。

だから小さくても恥じることなくて。
むしろ小回り利いていい。

後継者不足の中、お客さまの健康を願いながらとりくむ生産者さんたち、みなさんの周りにもいるはず。

手から手へ。心と心通わせて。