なかなか店主としての「キロク」を更新できないままCitron nouveauに突入!
少しずつみなさまにお伝えしたいことなど、こちらのカテゴリー「店主ゆみのキロク」で
つれづれなるままに綴ってまいりたいと思います。
さて、時は遡り9月。
大きな台風がやってくる?!という天気予報が出ていた9月4日から広島を経由し
しまなみ海道 → 佐田岬 → 愛媛宇和島の農園を見てまいりました。
立場は違えど『健やかに育まれた食べものを紹介したい』という、同じ思いの人たちの愛媛ツアー。
広島は福山にて、こだわりのお店を営む“ ナチュラルマーケットIKO ”のオーナー胃甲さん。
そして、日頃からとてもお世話になりつつ楽しく交流を持たせていただいている方々とともに
農園や養蜂家さんを訪ねてまいりました。
◎絶景の佐田岬
青山ファーマーズマーケットでご一緒させていただいている
「完熟屋」さんの養蜂家さん長生さんを訪ねて。
当日、台風が直撃する予報。
松山を出るときはものすごいどしゃぶりでしたが、
岬に着くころには奇跡的にどんどん晴れて、見事な景色をみることができました。
大分県がうっすらと見えるほど!
太平洋からの黒潮と瀬戸内海の流れがぶつかり合うのが目の前に。
子どものころから祖父母のいる宇和島、四万十川に足摺岬や竜串はよく訪れたものの、
まだまだ知らない四国の自然の魅力がここにありました。
潮風は強く樹々は岬特有の姿かたちでしっかり根付いている様は感動します。
◎長生さんの養蜂の現場へ
やはりあれを被ります、防護服!
今回は日本ミツバチの畑は遠かったので見送りましたが、
西洋ミツバチのまんまるとしたかわいらしい姿にきゅんときました。
とにかく周りに人が住んでいない山奥なので、農薬散布などの影響がなく
蜜源をもとめてミツバチたちが元気にお仕事できる環境でした。
一生であつめられる蜜の量はティースプーンに一杯と言われています。
こんな素晴らしい環境とそれに携わる方々が持続できることが一番です。
長生さんは女性でも養蜂に取りくみやすいように巣箱を軽量化したり工夫をしているそうです。
もう少しで九州に刺さりそうな佐田岬。
柑橘畑に自然の中の養蜂。
山に振った雨がこの地を流れて海に注ぎ、ミネラルたっぷりな海草に。
自然は循環しながら恵みをもたらしてくれます。
その後は、大谷農園がいつも柑橘の搾汁をお願いしている愛工房さんへ。
途中、無茶茶園さんの拠点となっている吉田を抜けて、カーブの多い峠道を行きます。
工場はまだ稼働していないため(柑橘がジュースになるころは11月なのです)、
工場の紹介ビデオを拝見しました。
農家さんが柑橘を持ち込み、洗浄、インライン搾汁、充填、冷却、出荷までの一連の流れと、
工場で働くスタッフさんをおちゃめに紹介したもの。
みなさん、一度マーケットに来てほしい…人気者になりそうでした!
愛媛農園視察キロク②へつづく…